東洋医学・代替療法ガイド



【高気圧酸素療法 】

人工的に高い気圧環境をつくり、その中で患者に高濃度の酸素量を吸入させて、血液中の酸素量を増やし、新陳代謝や身体機能を向上させる療法。

国内では約900箇所で行われている。

「高気圧酸素療法」は、高気圧状態と高濃度酸素の作用を有しているため、いずれか一方、もしくは両方の作用に対して需要のある疾患がその適応となる。

例えば、『潜函病』。あるいは『ガス壊疽』などの嫌気性菌(酸素環境下では生育出来ない菌)をはじめとして、多くの難治性の細菌性感染症では、損傷組織に高圧下で高濃度の酸素を送り込むことで治療効果が得られている。

その他、脳梗塞などの脳血管障害や虚血性疾患なども適応疾患とされており、単一の診療科領域に限定されずに適応疾患を有するのが「高気圧酸素療法」のユニークな点、すなわち魅力であるとも言える。

しかし、高気圧環境下から急速に通常気圧に戻すことは不可能であるため、病状が急変するような疾患や発作性の疾患を持病として有する者は治療を受ける事が出来ない。

また、生体は高気圧高濃度酸素下に長時間おかれると、逆に酸素中毒などといった酸素による組織障害が惹起される。このため治療プロトコールは充分な安全領域で行う必要がある。

さらに、高気圧高濃度酸素であるため引火の可能性が著しく高いなど、非常に危険を伴う治療法であることもたしかであり、適応疾患についても施設ごとに微妙に見解がちがうため、事前の問い合わせが必要。



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